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皆さんこんにちは!
株式会社サンゴウ、更新担当の中西です。
目次
〜重さ・精度・安全を極める現場のリアル〜
今回は「機械器具設置工事の鉄則」について、日々現場で積み重ねてきた実践的なノウハウと心構えを交えてご紹介します。
設置する機械が100kgなのか、10tなのかによって、準備も施工方法も大きく変わります。
重量計算と荷重分散の確認:コンクリート基礎の耐荷重を超えていないか?
搬入経路の下見と測量:梁、開口幅、床荷重、斜路の角度などを事前に調査
クレーン・フォークリフトの選定と配置計画:過剰でも過小でも危険
機械器具設置において、「重たい=危ない」は鉄則中の鉄則です。
「ほんの数ミリ」が、機械の寿命や性能に影響を与えます。
レベル出し(水平調整):レーザーや水準器を用い、±1mm以下の精度で調整
アンカーボルト設置時の芯ズレ防止:振動機械なら特に重要
据付後の共振・回転軸のチェック:試運転で異音・振動があれば即再調整
「機械の性能は、据付精度で決まる」といっても過言ではありません。
機械を床や架台に固定するアンカーボルト。
これがずれている、浅い、緩んでいると、振動で移動し、事故や故障につながります。
打ち込み型・ケミカル型・スリーブ型など用途別に使い分け
設置前のアンカー芯出しの正確さが最重要
締め付けトルク管理・再増し締めで、耐震性にも配慮
据付完了後、「はい終わり」ではなく、以下を徹底します。
可動部・配管・センサーの保護養生
床面の油汚れ除去や清掃(安全面と信頼に直結)
納入機器の保証書・図面・試験結果の提出と説明
見た目の仕上がりや整理整頓の精度こそ、プロの設置業者としての“顔”になります。
現地KY(危険予知)活動は毎回実施
作業員・重機・クレーン・台車などの動線は事前に完全整理
吊り荷の重心や回転癖、荷姿の崩れやすさも想定内に
トラブルの9割は、事前の段取り不足に起因しています。
“準備力”がそのまま「安全力」であり、「品質力」でもあります。
建物が完成しても、人の目に触れず、動いて当たり前と思われる機械たち。
でもその「当たり前」を、影で支えているのが、私たち機械器具設置工事のプロフェッショナルです。
地味だけど、繊細で、重くて、精密。
だからこそ、「鉄則」を守り抜いた仕事だけが、安全と信頼を生み出すのです。
次回もお楽しみに!
株式会社サンゴウでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!